2020年9月1日

海外FXの約定拒否について噂の真相と
業者別で約定力を徹底比較

海外FXのネガティブな噂に約定拒否があります。

約定拒否が起こると注文が成立せず、本来もらえたはずの利益が受け取れない場合もあります。海外FXをするなら、約定拒否がない業者を選びたいものです。

そもそも海外FXの約定拒否の噂はどこまで本当なのでしょうか?海外FXは取引方式の関係から、国内FXに比べると約定拒否が起こりにくい特徴があります。

海外FXにまつわる約定拒否の噂にどれだけの信ぴょう性があるのか?また約定拒否が少ない業者を選ぶためには、どんなところを重視したらいいのか、についても解説していきます。

海外FXにおける約定拒否とは?

約定拒否(やくじょうきょひ)とは、投資家が出した注文が成立せずに拒否されることです。リジェクトとも呼ばれていますが、相場の急変や投資家が発注するレートとFX業者が受け取るレートに差が生じると起こります。

約定拒否の具体的な事例として、

  • 含み損を抱えたポジションの決済ができない
  • 含み益を抱えたポジションの決済ができない
  • エントリーしたいタイミングでポジションが持てない

などがあります。

約定拒否が発生すると「利益獲得の機会を逃す」「損失が大きくなる」など、顧客にとって不都合なことばかりです。業者によってはこのような約定拒否がたくさん発生するため、約定拒否の有無を重視するトレーダーも多くいます。

海外FXは国内FXと比べて約定拒否が圧倒的に少ない

海外FXのネガティブな噂として挙げられる約定拒否ですが、国内FX業者に比べると海外FX業者の方が圧倒的に約定拒否されるケースは少ないです

海外FXに約定拒否が少ない理由について解説します。

海外FXはNDD方式を導入しているため

国内FXよりも海外FXの約定拒否が少ないのは、採用している取引方式が違っているためです。

国内FXはDD方式と呼ばれる取引方式ですが、海外FXはNDD方式と呼ばれる取引方式を導入しています。以下にDD方式とNDD方式の違いをまとめています。

DD方式 顧客の注文がFX業者経由でカバー先に流れる。一部の注文はFX業者が呑み、顧客の損失が業者の利益、顧客の利益が業者の損失になっている。
NDD方式 顧客の注文がFX業者経由でインターバンク市場に流れる。FX業者の主な収入源は価格にマークアップしたスプレッド。

DD方式は注文をカバー先に流していますが、NDD方式はインターバンクに注文を流します。

DD方式の国内FX業者は、カバー先とFX業者の間で注文が成立しないと約定拒否をしますが、カバー先を見つける必要がないNDD方式の海外FX業者だと約定拒否はほとんどありません

NDD方式なら、投資家が発注するレートとFX業者が受け取るレートに違いが生じたとしても、スプレッドを広げて対応ができるので約定拒否をする必要もないわけです。

国内FX業者は約定拒否で利益が出る

DD方式は呑み取引を行うため、顧客が出した損失分がFX業者の利益に変わるため、約定拒否をすれば国内FX業者は損をせず儲かる構図になります。

たとえば、決済すれば1万円の利益が出る局面があるとします。無事に決済すれば顧客は1万円の利益、国内FX業者は1万円の損失になりますが、約定拒否をして決済できなければ国内FX業者は1万円の損失が発生しないことになります。

このようなことを繰り返していると顧客が離れていくため、常に約定拒否をしているわけではありません。しかし、市場が混乱しているような状況において、どさくさに紛れて約定拒否を起こすことは簡単です。

NDD方式は、顧客が損をしてもFX業者は一切儲かりません。それより、約定拒否が起こるという噂を立てられて顧客が離れていくデメリットの方が大きいため、できるだけ約定拒否が起こらないようにしています。

国内・海外FXの約定拒否や約定力に関する口コミ・評判

実際に国内FX・海外FXを利用しているトレーダーの口コミをみても、やはり国内FXよりも海外FXのほうが、約定拒否が起こりにくいということが実感できます。

293名無しさん@お金いっぱい。2020/03/15(日)

DMM スレでスプ固定に見えて約定拒否されまくりってのワロタわ

出典:https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/market/1581074711?v=pc

908名無しさん@お金いっぱい。2020/07/10(金)

成行注文しても、なかなか約定しない。数秒後、不利なレートで約定する。
スリップ酷すぎ。
損益の表示をみて、利益確定しようとしたらポジションが消えていた。
損切りしようとしたとき、データ送信が止まっている。
情報伝達の偽りが多い。
呑み行為してるのでしょうか?

909名無しさん@お金いっぱい。2020/07/10(金)

>>908
DDだからね、そりゃ飲んでるしょ。
次のスレあるならスレタイからNDDは外せよ。

出典:https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/market/1490624089/673-n

海外FX業者選びには約定力の高さにも注目すべき

海外FXは約定拒否が起こりにくいですが、完全に約定拒否がないわけではありません。また約定拒否がなくても、注文レートとは違うレートで約定するスリッページや、他のレートを提示されるリクオートなどが発生するケースもあります。

注文通りに約定させる能力を“約定力”と言いますが、注文通りに約定できないと見えない損失がどんどん増えます。そのため、海外FX業者を選ぶ際は約定力の大きさも重要になります。

約定力は、レバレッジやスプレッドのように簡単に比較できるものではないですが、以下の2つの要素から総合的に判断することができます。

  • 約定執行率:注文通りに約定させる確率
  • 約定スピード:注文から約定までのスピード

約定執行率が高く、約定スピードが速い業者は約定力が高い業者と言えます。

これらの要素を総合的に判断し、約定力の大きさを求めましょう。

海外FX業者の約定力比較

以下の表では、人気海外FX業者7社の約定力をまとめています。

  約定執行率 約定スピード 備考
99.79% 0.78秒 約定拒否の追放宣言をしている
99.92% 0.36秒 業界トップの約定率
98.22% 0.035秒 Equinixと提携して約定スピードが速い
99.00% 0.326秒 Equinixと提携して約定スピードが速い
95.00% 0.300秒 約定スピードは速いが、約定率がやや低い
91.90% 0.341秒 約定スピードは速いが、約定率がやや低い
99.45% 0.355秒 約定率は高いが、約定拒否の報告がある

表で紹介した海外FX業者は、いずれも90%以上の高い約定率、約定スピードも1秒を下回っています。

どの業者も安定した約定力で取引できますが、レートが大きく動いているときや経済指標発表前後などは、少しの約定力の違いが取引に大きな影響を与えます。

注文を確実に通すためにも、より約定力が高い業者を選びましょう。

注文成立がしやすい!オススメの海外FX業者 3選

これから紹介する海外FX業者3社は、高い約定力で取引ができる業者です。約定拒否がないだけでなく、スリッページやリクオートなどトレーダーに不利な注文も起こりにくくなっています。それでは、1社ずつ紹介していきます。

GEMFOREX

GEMFOREXと言えば、業界トップのレバレッジやスプレッド、ボーナスなどが有名ですが、約定力の高さにおいても業界トップクラスです。

99%以上の約定率と0.78秒の約定率、そして公式に約定拒否の追放宣言をしています。

公式に約定拒否がない!と公表しているのはGEMFOREXのみであり、約定力の高さに絶対的な自信を持っている証とも言えるでしょう。リクオートについても公式で“ない”と宣言しており、注文が成立しないことはほとんどありません。

約定拒否やリクオートを避けて取引したい方に、特におすすめの海外FX業者です。

XM

XMは、日本人トレーダーから絶大な支持を得ている海外FX業者ですが、高い約定力も人気の理由となっています。

99.92%の約定率は業界トップで、0.36秒の約定スピードも驚異的なスピードです。

取引方式はNDD方式を採用していて、意図的にトレーダーが不利になるような約定はありません。他の業者に比べてスプレッドがやや広いという弱点がありますが、それ以上に高い約定力で安心して取引できるメリットがあります。

LAND FX

LAND FXは、狭いスプレッドで取引できる人気の海外FX業者ですが、約定力の大きさについても定評があります。

特に約定スピードは0.35秒と業界トップクラスのスピードで、約定拒否やリクオートなどの噂もほとんどありません。

以前は約定スピードがそこまで速くなかったのですが、Equinixと提携してサーバーが強化されたことによって約定スピードが飛躍的に上がりました。サーバーが安定しているため、レートの大きな動きが起こっても約定拒否が起こりにくくなっています。

まとめ

約定拒否の噂や海外FX業者の約定力について紹介してきましたが、NDD方式を採用している海外FX業者は、国内FX業者に比べて圧倒的に高い約定力でFX取引ができます。

海外FX業者の約定拒否の噂は、DD方式を採用している一部の海外FX業者によるもので、今回紹介した約定力の高い海外FX業者なら約定拒否の心配はなく安心して取引ができます。

海外FXではレバレッジやスプレッドが重視される傾向にありますが、同じくらい約定力の高さも重要です。海外FX業者を選ぶ際には、約定率や約定スピードなどもチェックして、高い約定力で取引できる業者を選びましょう。

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